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映画「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」のあらすじ結末と感想。

はじめに

 本作は、2019年に公開されたドリームワークス制作のアニメ映画で、シリーズ第3作目です。前作に引き続き今作も、アカデミー賞の長編アニメーション賞にノミネートされたほか、ナショナル・ボード・オブ・レビュー受賞するなど高い評価を得ています。
 第1作目、2作目に引き続きAmazonプライムビデオにて吹き替えで鑑賞しました。
 この記事では詳しいあらすじと結末、そして感想を交えてながら綴っていきます。

あらすじ
 
 ヒックと仲間たちは、ドラゴンを捕まえて移動している船を襲ってはドラゴンを救出する活動をしていた。バーク島にはたくさんのドラゴンたちが住民と共生している。ヒックの相棒ドラゴンであるトゥースはドラゴンの王様として他のドラゴンを従えていた。しかしドラゴンが本当にたくさん・・・。ゲップはドラゴン狩りの連中が迫ってるぞ、と忠告するがヒックはドラゴンのボスであるトゥースがいるから平気だ、と楽観的。前作に出てきたエレットもすっかりバーク島の一員になっていて、密漁船が2隻海峡へ、と伝えにくる。

 ドラゴン狩りのボスはグリメル。ドラゴが敗北してから1年、ドラゴン軍の結成を目指しているがヒックのせいで進まない。ドラゴンの群れをナイトフューリーが守っていると聞いて顔色が変わるグリメル。かつて取り逃したナイトフューリーだ。ナイトフューリーを捕まえてドラゴンたちを連れてきてくれ、真っ白なドラゴンを報酬として。と仲間に頼まれる。

 ヒックが小さい頃、今は亡き父ストイックに聞いた話。夕日の沈む先には巨大な滝があり幻の聖地への入り口はドラゴンが守っている。あらゆるドラゴンがそこからやってくる。ストイックは言う。その入り口をふさいでやる。もう人とドラゴンが争わなくてすむようにー。

 保護するドラゴンが増えるほど注目される。ほっといてもらえる方法はないのかな、と言うアスティ。ヒックが父の話を伝える。もし本当に聖地があったら問題をぜんぶ解決できる。7代続いた故郷をすてるのか。とアスティは反対する。ゲップから早く結婚して腰を落ち着かせろと言われている2人。まだ何も準備ができていない、と2人は悩んでいる。トゥースはすっかり1人で飛べるようになっている。そして真っ白なドラゴンに出会った。ヒックたちはライトフューリーと名付けた。トゥースは恋に落ちたようでヒックは一緒に探しにいくことにする。森の中で罠を見つけたヒック。調査隊を組織しようと言うが、エレットはグリメルの仕業だと言う。

  ヒックが古い本を調べていると、グリメルがやってきた。俺はナイトフューリー殺しだ、そのドラゴンを俺に渡せ、と言う。グリメルが口笛を吹くとドラゴンたちがやってきてヒックたちを襲う。次回ドラゴンを引き渡さなければお前の愛するもの全てを破壊してやる、と言い残し去った。すぐに会議を招集したヒックは、必ず戦争は起こり愛するものに危険が及ぶ。これ以上バーク島で暮らしていけると思えない。と演説する。ドラゴンと平和に暮らしたいなら、みんな揃って地図上から姿を消す。だれにも見つからない場所へドラゴンたちを移す。幻の聖地を探すんだ。僕らはドラゴン乗りだ、そこに行くしかない。僕らが行くところがバークなんだ。

 幻の聖地を目指して出発したヒックたち。ライトフューリーが姿を現し、トゥースは追いかける。森の中にライトフューリーをいさせたのはトゥースをおびき寄せるグリメルの作戦だったのだ。寒さに弱いナイトフューリー、途中で島に寄って休憩しながら目指せる方角は唯一、西。つけられてないか確認してくる、というヴァルカ。古い本をヒックに渡し、これが正しいことを祈ってる、というアスティ。

 夜中、トゥースが何かに気がつき目を覚ますとライトフューリーがいた。2人は何だかとてもいい感じ。陰からこっそり助け舟をだすヒックが面白い。砂にライトフューリーの顔を描いて愛情を表現するトゥースがかしこくて健気でかわいい。ヒックに気がついたライトフューリーが飛んでいってしまい、追いかけようとするが機械のしっぽがないトゥースは飛べない。徹夜で新しい機械のしっぽを作るヒック。日暮れまでに彼女を連れて帰ってこい、とトゥースを送り出すヒック。少し寂しそう。

 一方、偵察に行っていたヴァルカはグリメルの手下であるドラゴンに襲われる。何とか逃げるが嫌な予感。トゥースはライトフューリーをみつけ、2人でデートを楽しむ。カミナリ、オーロラ、翼で手を繋いでいるような表現、どれもすてき。

 休憩するために降りた島で束の間の休息を楽しむ住民たち。ヒックはトゥースが心配で落ち着かない。そこへヴァルカが戻ってきた。グリメルにつけられてる。グリメルを捕まえに行く、とヒックたちが出発した。だが、お見通しのグリメルに捕まってしまった。率いているドラゴンたちはドラゴン殺しの道具だ。グリメルの言うことしか聞かず、トゥースでも操ることはできない。ヒックたちはドラゴンに襲われるが、危機一髪で逃げ出す。が、ラフが取り残されてしまった!トゥースと一緒に助けに行く、と言うヒックに、トゥースはもう戻ってこないと言うアスティたち。ヴァルカはアスティに、ヒックは1人で何とかしようと思っている、仲間との団結がうむ強さをわかってない、父親と一緒、と言う。自分を信じてほしい、トゥースがいないと何もできないと思っている、と言うアスティ。一緒にトゥースを探しに行こう、とヒックに告げる。

 捕まったラフは、グリメルにずっと話しかけイライラさせ、早く出ていけ!と言われる。ほんっとにずっとしゃべってた笑。

 ヒックとアスティは、ついに世界の果てまでやってきた。そこは静かな世界。暗闇に光る光が幻想的。ドラゴンの卵もいる。光り輝くドラゴンたちはクリスマスのイルミネーションのよう!そして中心にはトゥースとライトフューリーがいた!!2人にひれ伏すドラゴンたち。その姿を見たヒックは悲しげ。もう行こうとした瞬間、グリメルの手下ドラゴンが来ていた!トゥースが助けてくれたが、それでも浮かない表情のヒック。ごめん、相棒。

 小さい頃のヒック。夜中に目が覚めると父ストイックが言う。愛は時に痛みを伴うのだ。辛いこともあるがそれでも愛する価値はある。愛ほど偉大な贈り物はない、と。ライトのそばにいろ、とトゥースに告げるヒック。と、その時ライトもついてきていて大喜びのトゥース。そこへラフも来た。つけられていないか?!ライトが襲われ捕まる。トゥースがライトを追いかけるとトゥースもまたグリメルに捕まってしまった。人質に取られたライトを守るためドラゴンたちを沈めさせるトゥース。ヒックは落ち込むがアスティに励まされ、トゥースたちを連れ戻すことにした。

 ヒックの作った翼で崖を飛び降り進む仲間たち。トゥースが捕まっている船へ降り立ち、戦う。ここでのヒックとアスティがとても頼もしくてかっこよかった!!そしてトゥースを助け出し共にライトを探しに行くヒック。その後も仲間たちが戦い続け敵を倒していく。ヒックとトゥースはライトに追いついたが、ライトにはグリメルが乗っている。トゥースがグリメルの矢に撃たれてしまい、ヒックとグリメルは共に落下する。ライトがトゥースを救うが、ヒックは落ちそうになるが左足の義足を外し、それに捕まっていたグリメルだけが落下した!!そしてライトが助けに来てくれた!!ようやく気持ちが通じた2人。トゥースの目が覚め、ライトにトゥースをよろしく、と言うヒック。何かを迷っているようなトゥース。もう十分助けてくれた。自分のために生きてくれ、と言うヒック。そして他のみんなもドラゴンたちに別れを告げる。ライト、ドラゴンたちが飛び立ち、トゥースも飛び立った。

 結婚式を挙げるヒックとアスティ。ブーケトスはエレットに笑。

 時は経ち、船で聖地へと向かうヒック家族。トゥースたちも家族になっている。そして再会を喜ぶ2人。これからも秘密を守っていく。ドラゴンたちがいつか安全に戻ってこれる日まで。

感想まとめ

 『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』は、成長したヒックがトゥースの幸せを願い、別れを決断する物語です。幼い頃、父ストイックがヒックに語った「愛は時に痛みを伴う。辛いこともあるが、それでも愛する価値がある。愛ほど偉大な贈り物はない」という言葉が胸に響きます。涙なしでは観られない感動のストーリーです。
 エンディングでは、これまでヒックとトゥースが歩んできた物語が映し出され、さらに涙を誘います。

 そしていよいよ今週からは、実写版『ヒックとドラゴン』が公開されます。予告を見る限り、第1作目の内容が描かれているようです。もしこのままシリーズ化され、第2作、第3作も実写化されるなら、とても楽しみですね。

 『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』は現在、Amazonプライムビデオでも配信中です。人間とドラゴンの友情と成長、そして圧巻のアニメーションの世界を、ぜひご自宅で楽しんでみてください。

  ここまで読んでいただき、ありがとうございます🍿

 配信情報 
 
 本記事で紹介した作品は、2025年9月現在、Amazonプライムビデオで配信されています。ただし、配信状況は時期によって変更される場合がありますので、視聴可能かどうかはAmazonプライムビデオの公式サイトで最新の情報をご確認ください。

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