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映画「ヒックとドラゴン」のあらすじ結末と感想。

 はじめに

 来月、実写版「ヒックとドラゴン」が上映されるため予習としてアニメ版を観ることにしました。
 本作は、2010年に公開されたドリームワークス制作のアニメ映画で、シリーズ第1作目です。アカデミー賞長編アニメ映画賞・作曲賞へノミネートされました。また、アニー賞では長編アニメ映画賞・監督賞・脚本賞など数々の賞を受賞しています。
 Amazonプライムビデオには日本語対応の字幕版がなかったため、吹き替えで鑑賞。吹き替えには少しトラウマがあるのでビクビクしながらの鑑賞でしたが・・・結果、とてもよかったです。
 この記事では詳しいあらすじと結末、そして感想を交えてながら綴っていきます。

あらすじ 
 
 ここはバーク島、絶望の淵から北に12日、凍え死ぬちょっと南、憂の海にぽつんと浮かぶ島。この島の悩みはドラゴン。ヒックはこの物語の主人公でバイキング。バイキングたちはドラゴンと戦っており、その中心にいるのはザ・グレートストイック。付け替え式の手を持つゲップはヒックの師匠。村は古いが、ドラゴンの炎で燃える度に作り直すため、建物はいつも新しい。ヒックはつまようじのように細くて金槌も持てない斧もふれないからドラゴンと戦うことは止められている。ドラゴン退治が全ての村では、役立たず扱い。ドラゴンを倒したら人生がバラ色になる、彼女ができるかも!と夢みているヒック。
 
 ストイックたちは会議をしている。巣をみつけ破壊し追い払うしかない。しかし前のバイキングたちはまだ帰ってきていない。みんな二の足を踏んでいるが、残ったものはヒックのお守りだ、と言われるとみんな行くと言い始める。ストイックはゲップにヒックをどうしたらいいかと相談する。あの子は戦いたがっている。ストイックも一生は守ってあげられない。と諭される。ヒックは昨夜倒したはずのドラゴンを探しに森の中へ。そして倒れているドラゴンを見つける。持っているのは小さなナイフだけ。ドラゴンはまだ生きていた。心臓を持って帰って父さんに見せるんだ!とナイフを振り上げるが、觀念したようなドラゴンの眼を見るとできない。ケガをしているのは僕のせいだ、と縄をほどいているとドラゴンが起き上がり飛び立っていってしまった。家に帰ると、ストイックが明日からドラゴン訓練を始めろ、と言う。でもヒックはドラゴン退治はもうやめた、と言う。ドラゴンとはもう戦いたくない、殺せない。と言い切る。「励めよ、また会おう。生きてたら」と言う父の言葉に色々詰まっているような気がしてもう泣きそう。

 ドラゴン訓練にはヒックのほか、体の大きなフィッシュ、双子のタフとラフ、下心のスノット、ヒックが憧れているアスティが参加する。「ドラゴンは常に命を狙ってくる」と言う師匠の言葉に、森へ戻り「何でお前は違ったんだ」とつぶやくヒック。そこへまたナイトフューリーが戻ってきた。どうやらしっぽにケガをしているようだ。

 反省会をしている訓練生たち。みんなヒックの悪口を言っている。師匠はドラゴンマニュアルを頭に叩き込め、と言う。マニュアルにはあらゆるドラゴンの生態が描かれており、いずれも極めて危険、みたら殺せ、と書かれてある。ナイトフューリーのページにイラストはない。ヒックは、ケガをして半分がなくなってしまったしっぽのイラストを描き足す。

 訓練を続ける訓練生たち。アスティが一番頼りになるし一番真剣。ヒックはドラゴンを倒す気あるの?と言われてしまう。また森へ行ったヒックは、潜んでいたナイトフユーリーに魚をあげる。すると魚を半分くれた。仲間と思っているのか?少しだけ心が通った気がする。ヒックが地面に絵を描いていると、ナイトフューリーも真似をして絵を描いた!!ついに触れ合う2人。2人の雰囲気と音楽がとってもすてきで涙がでる。

 師匠が訓練生たちと話をしている。飛べないドラゴンは死んだも同然、と言っている。ヒックは浮かない表情。1人抜け出し、ドラゴンマニュアルにしっぽを描き足す。そして描き足したしっぽと同じ形のものをつくる。それをドラゴンにつけた瞬間、ドラゴンが飛び立った!!とてもうれしそう。ヒックの鍛冶屋の才能すごい。

 ドラゴンとの訓練を続けていると、ドラゴンがヒックの言うことを聞いてオリへ戻った。訓練が終わるとヒックはドラゴンに乗るための道具を作り、ドラゴンと一緒に過ごす時間が増えていく。そしてドラゴンの生態を利用して訓練もうまくできるようになってきた。そんなヒックを仲間が認め始めるが、アスティは面白くない。

 一方、ドラゴンの巣を探していたストイックたちは、手がかりもなく村へ戻ってきた。ヒックの成長にストイックおめでとう!とみんなが言う。今ややり手の猛獣使いとなっていた。そして人知れず、取り付けたしっぽを操作することで自由自在に飛びまわり、相棒!と呼ぶようになっていた。ナイトフューリーとの交流を通じて、他のドラゴンたちとも仲良くなっているヒック。マニュアルとは違うドラゴンの生態を知っていく。
 ストイックはヒックの成長を大喜びで、やっと男同士の話ができるな!と母さんの形見で作った帽子を贈る。何も言えないヒック。

 訓練では対抗心むき出しのアスティ。それなのにドラゴンを手なづけてしまうヒック。優勝はヒックとなり、晴れてドラゴンを殺せることに。しかしヒックは「逃げる、永遠の旅に出るぞ」と言っているとアスティがいた。何か隠しているでしょ、と問い詰められたヒック。アスティに攻撃されていると思ったドラゴンがヒックを守るために出てきた。名前はトゥースになったらしい。アスティは逃げるがトゥースにつかまる。悪い顔をしているトゥースは乱暴な飛行をし続ける。アスティは觀念し、謝るからもう降ろして!と叫ぶ。その気持ちが伝わったのか、トゥースは穏やかに飛び始めた。夕暮れの中で雲間を飛ぶドラゴン。優雅で自由でとってもかっこいい。でも、明日は最終試験。ドラゴンを殺さなきゃ。

 そこへ、たくさんのドラゴンたちがやってきた。獲物を運んでいる。みんな巣に向かっていたのだ。運んできた獲物を全て下へ落としている。下にはとても大きなドラゴンがいたのだ。逃げ出すヒックたち。

 ストイックが「もしヒックがドラゴン訓練で優勝するなんて予言したものがいたら、船にくくりつけ追放しただろう」なんて演説している。そこまで言う?期待の裏返しなのかな。それにしても言い過ぎだし、優勝した途端誇らしいなんて大喜び。どうやって優勝したか知ってるのかな?最終試験は体中が火の玉のドラゴン。武器も防具も捨ててなだめようとするが、ストイックの叫びでドラゴンが攻撃を始めた。ヒックの叫び声に気がついたトゥースが飛び立つ。試験場にやってきたトゥース。ドラゴンを追い払うことに成功するが、ストイックたちがトゥースに飛びかかる。ストイックを襲おうとするトゥースはヒックの制止を聞くが、そこで捕らえられてしまう。

 トゥースは傷つけないでというヒック。仲間が何百人も殺されている!と言うストイックに、こっちだって何千頭も殺したろ!と叫ぶヒック。襲いたくて襲ってるんじゃない。あの島に食べ物を運ばないと自分が食べられちゃうから。あの島には化け物みたいな主がいるんだ。あの島はドラゴンにしか見つけられない。その言葉を聞いたストイックは、トゥースを利用して島へ向かおうとする。一生に一度くらい僕の言うことちゃんと聞いてよ。と言うヒックに、お前はドラゴンに寝返った。バイキングとは言えん。俺の息子でもない。と言い放つストイック。

 船にトゥースを縛り付け、あの島を目指すストイックたち。トゥースに初めて会った時殺さなかったのは、あいつも怖がっているように見えたから。まるで自分を見ているような気がして、とアスティに話すヒック。1人でトゥースを救いに行こうとしているヒックのもとへ、訓練生仲間がきてくれた。心強いね。訓練用のドラゴンと仲良くなる訓練生たち。

 トゥースの様子が変わったことに気付いたストイックは、巣が近いことを感じる。そして島へ上陸。ドラゴンたちは襲いかかってくるわけでもなく飛んでいった。勝った!と喜ぶゲップたちだが、これで終わるはずないと感じるストイック。そして主が出てきた!!退却ーーーーー!!!!!石を投げるがびくともしない。船は炎で焼かれてしまう。ストイックとゲップが囮になり、仲間たちが逃げる時間を稼ごうとする。そこへヒックたちがドラゴンに乗ってやってきた。フィッシュの分析能力がすごいし、それを聞いて即座にみんなへ指示を出せるヒックがめちゃくちゃ頼もしい。トゥースのもとへ向かうヒックだが、船ごと沈められてしまう。ストイックが助けてくれたが、またすぐ海へ入っていった。トゥースを助けに!!父さん!!泣。父と息子が分かり合い、ヒックとトゥースは主のもとへ向かう。主も飛んで追ってくる。何とか攻撃を交わしながら、口の中へ炎を吹き主は落下した。しかしヒックも炎の中へ落ちてしまったのか。ストイックが探しにくると、横たわるトゥース。トゥースが羽を広げると、ヒックが生きていた!!守ってくれたのか・・・。トゥースとも分かり合えたストイック。

 眠るヒックを心配そうに見つめるトゥース。もう犬みたいでかわいすぎるよ。うれしくてはしゃぐ犬。あ、ヒックの左足・・・。歩こうとして倒れるヒックを支えるヒック。ドアを開けるとみんながドラゴンと仲良くしている。トゥースのしっぽもめちゃくちゃかっこよくなった。そして一緒に飛び立つ仲間たち。

 感想まとめ

 観る前は子ども向けかなと思っていたけど、そんなの関係ないくらい心を揺さぶられる作品でした。ストイックや仲間たちのキャラクターもよかったのだけど、特に印象的だったのはアスティの存在。私がアスティだったら、自分だけドラゴンと仲良くなってっていう嫉妬やプライドからトゥースには乗れなかったと思う。いつまでも妬んでしまいそう。けどきっとそんな感じのアスティだったとしても、ヒックだったらちゃんと向き合って仲良くなるんだろうな。
 全体的なBGMも主張しすぎず心地よくて、全体の雰囲気をより感動的にしてくれました。戦いのシーンも躍動感があってとてもよかったです。これは実写版観たら確実に泣いてしまいそう‥!

 ・子ども向けだと思ってまだ観ていない
 ・親子や仲間との絆を描く物語がすきな
 ・ドラゴン×冒険ファンタジーにワクワクする
 
 そんな方にぜひ観ていただきたい作品です。まだ観ていない方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

 あと2作品あるようなので、引き続きシリーズを追いかけていきたいです。

 ここまで読んでいただき、ありがとうございます🍿

 配信情報 
 
 本記事で紹介した作品は、2025年9月現在、Amazonプライムビデオで配信されています。ただし、配信状況は時期によって変更される場合がありますので、視聴可能かどうかはAmazonプライムビデオの公式サイトで最新の情報をご確認ください。

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