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映画「ジュラシックパーク」のあらすじ結末と感想。

 新作「ジュラシックワールド/復活の大地」を観る前に、最初の作品から観たくてAmazonプライムで「ジュラシック・パーク」を観た。

 アリゾナの砂漠地帯で恐竜の化石発掘調査をしている生物学者のアラン・グラント博士と、古代植物学者のエリー・サトラー博士のもとに、発掘資金を寄付してくれているジョン・ハモンドがやってくる。ヘリコプターでやってきたハモンドは、上下白の服に真っ白な帽子と杖という出立ちでおしゃれ!そんなハモンドはグラントたちに、来年オープン予定の動物園について意見がほしい。外部からの権威ある意見、専門家のお墨付きがあればビジネス面で難色を示す投資家たちも納得するだろう、と今後3年間の発掘資金援助を約束し、島へ視察に行くこととなった。

 コスタリカ サンホセでは、大きな男の人が、やって来たドジスンを大声で呼び、名前を呼ぶなと怒られる。ドジスンは75万ドルと引き換えに、冷凍されている胚をもってこいと大きな男の人に話している。持ち出すためのスプレー缶に小細工した保存容器も渡して。その胚があればドジスンの会社がやっている研究の遅れを取り戻すことができるそう。スプレー缶の冷凍保存容器をみて大きな男の人がめっちゃ笑う。75万ドルも手に入れたしそりゃ何でも楽しいだろうね。

 島へ視察にやってきたグラントたち。自家用ジェット機には博士たちの他に、数学者のイアン・マルコムと弁護士のドナルド・ジェナーロも同乗している。ジェット機のシートベルトが壊れていたのはこの後何かで出てくるんだっけ?

 早速Jeepでパークを散策すると、白亜紀に絶滅した植物、それどころか本物の恐竜が登場。ここはやはりテンションが上がるし、グラントやサトラーが感動している場面がじっくりと描かれていて一緒に感動する。恐竜たちが生きている様子を遠くからそっと見守るのが良い。何より音楽がすてき!!その裏で「これは金になるぞ」とほくそ笑む弁護士。感じ悪い!

 恐竜を現代に甦らせた方法を映像で説明するハモンド。アニメーションが分かりやすくてかわいい。研究所では卵から恐竜が誕生していた。恐竜はすべてメス、人工的に操作しているので管理されていない卵はない、と言い切る。マルコムは、生命を抑えつけることはできない。危険をおかしても成長を求めると語る。研究所を出ると、恐竜たちのご飯タイムで仔牛が森の中へ。なかなか残酷で恐竜の本当の姿を見せられた気がする。ラプトルという恐竜は殺そう、時速100キロで走りジャンプ力も高い。知能もあり頭がいいから1万ボルトの柵も避けると飼育員が話す。

 弁護士は入場料が2千ドルでも1万ドルでも客は来るというが、ハモンドは世界中の人々に開放したいと話す。マルコムは、生命の力は恐ろしい、オモチャではないんだ。恐竜が絶滅したのは自然淘汰された結果だ、自然界をレイプする行為だ。と言い、サトラーも有毒な植物があるのを見かけた、と話す。6500万年の進化で隔てられた恐竜と人間が共存する世界で何が起こるか予測できない、と話し、ハモンドは自分の味方は弁護士だけか、と嘆く。

 ハモンドの孫2人、レックスとティムが到着し、みんなでツアーへ出発する。そんな中、暴風雨が発生したとの情報が入るが、嵐はここにはこないと楽観視している研究所の人たち。構わずツアーをスタートさせる。

 システムエンジニアのネドリーがさっきの大きな男の人だった。ちゃんと仕事をしないようで、システムにエラーが出ている。ネドリーの机の上は食べ物飲み物でいっぱい、機械にドーナツのイラストまで貼ってある笑。

 ツアーではマルコムがサトラーを口説いていると、車の外に異変を感じたグラントが車を出てしまう。それを追いかけるサトラー、車の中で独り言を言うしかないマルコム笑。どんどん進んでいくと倒れている恐竜がいた。有毒な植物を食べたのだと言うサトラーに、恐竜は有毒植物を食べないと言う飼育員。6週ごとに不調をきたすと説明する獣医。これも遺伝子操作のせい?

 研究所では暴風雨が来るからツアーを中止することにした。5分後に本土への最終船が出発するので乗り遅れないように、と。ネドリーはシステムを操作している。怪しい。悪い仲間(ドジスン?)が暴風雨のため船をもう出す、今日は諦めろと言うが、ネドリーは18分かかるところを15分でやってみせると言う。

 サトラーは色々調べるが恐竜が倒れてしまった原因を突き止められずに、もう少し調べたい様子。他のみんなには先に船へ行って、というけどあと5分しかないよ???

 ネドリーがソーダを買いに行く、と言い出す。エラーが出てもすぐに直るといい、システムをスタートさせた。あのスプレー缶保存容器に色々な冷凍胚を入れていく。

 外は暗くなり、ツアー中の車がなぜか急に停まってしまう。フェンスの電源も切れた。ネドリーが脱出するために電流を切ったのだ。復旧させようとする人たちをネドリーが作ったプログラムがおちょくる笑。ついに恐竜が姿を表す。弁護士は子どもたちを置いて一人トイレへ逃げてしまう。車の中から見つけたライトで恐竜を照らす子どもたち。案の定、恐竜に見つかり襲われる。子どもたちが食べられるところは見たくない!めちゃくちゃハラハラする。そこへグラントが車の照明弾を使って恐竜の気を逸らす!マルコムも続くが、照明弾をずっと持っているマルコムの方へ恐竜が進んでいく。照明弾を投げたマルコム、照明弾を見向きもせずまっすぐ進んでいく恐竜の先にはトイレが!弁護士さんさようなら。その隙に子どもたちを救出するグラント。二人とも無事でよかった、と思った瞬間、また恐竜が!動くな、声を上げるな、なんて無理だよー。

 研究所にはいつの間にかサトラーが到着していて、マルドゥーンと一緒に子どもたちを連れ戻してくることになる。この時点で本土へ戻る連絡船に乗ることは諦めた模様。システムはネドリーがいないと復旧できない、お手上げ状態。そのネドリーはパークから脱出しようとしているが、車がはまってしまう。さらに恐竜と出くわし毒をかけられる。倒れた拍子に保存容器が流されてしまうが気付いていない。やっとの思いで車に戻るが恐竜も車に乗っていて襲われる。さようなら。

 暴れた恐竜にティムのいる車ごとフェンスの外へ放り出され、グラントが木を登って助けにいく。けっこう高い木で今にも車が落下してしまいそう。間一髪で木から降りたティムとグラント。

 一方、サトラーたちはグラントたちを探しにパークへ。ツアーの車を発見するが周囲にグラントの姿はない。そこで弁護士を発見する。恐竜たちがまだうろうろしている中、マルコムを発見し救出する。意識もあり大丈夫そう。木の下にある車を見つけて近くに行っていると、うろうろしていた恐竜がマルコムの待つ車の方へ襲いかかってくる。急いでみんな飛び乗り車で逃げるが、恐竜も速い!ギアをあげて何とか逃げ切る。

 グラントたちは大きな木に登り夜明けを待つこととする。草食の恐竜たちが歌っているように交流する場面に遭遇し、しばし穏やかな時間が流れる。ここで流れる音楽もとてもすてき。大きな自然の中で恐竜と人間が同時に生きているロマンを感じさせてくれる。

 パーク内施設では電源が落ちて溶けかけているアイスを1人食べまくるハモンド。そこへサトラーがやってくる。ハモンドは以前、蚤を裏で操り人々を喜ばせていたが、それはインチキだった。今は本物を、手で本当に触れるものを人々に見せたかった。誇れるものを。と語る。ネドリーにシステムを任せたのが失敗だった。次は成功する、と。サトラーは万全の管理なんて無理だ、生命力の強さを甘く見ていたんだ、と力説する。何呑気にアイス食べてんだよハモンド!と思ったが、きっと大切な孫たちを自分のせいで危険にさらしているのに何もできない虚しさをアイスを食べることで昇華しているのかな、と思った。サトラーもハモンドへ怒りをぶつけてもどうにもできないことは分かっていても、それでも怒ってしまう虚しさ、何もできない悔しさがあって、どこかで2人がわかり合って一緒にアイス食べたのかな、と思う。

 木の上で眠っていたグラントたち、草食恐竜が葉っぱを食べる姿を間近で体験し感動する。レックスはハッカーになりたいんだと話す。そこでグラントは木の下に孵化したあとの卵を見つける。管理されていない卵だ。ここにいるのはカエルの遺伝子をまぜた恐竜で、西アフリカのカエルはメスだけ隔離すると一部はオスに変わるため、ここにいる恐竜も一部がオスに変化したのではないか。マルコムの言った通りだ。

 研究所では、ネドリーの設定したキーワードを解読できないでいた。一度システムを切って再稼働するしかない。でも、再稼働できなかったら?遺伝子操作したため恐竜はアミノ酸を体内で生成できず人間が与えないと死んでしまうそう。最悪の場合はそうするしかない。ハモンドはシステムを切ることを決断し、実行させる。システムOKと表示が出たが電気が戻らない。ヒューズが飛んだせいなので、外の機械室にあるブレーカーを入れれば大丈夫、3分で行って直してくるとアーノルド。彼が戻るまで地下室に避難することになった。

 グラントたちが草原を歩いていると、カンガルーのような恐竜の群れが一方向へ走っていく。何かから逃げているようだ。やばい、と思い逃げるが恐竜たちに追い越されていく。倒れている木の影に隠れて様子を見ていると、大きな恐竜がカンガルーのような恐竜を捕食していた。逃げなくては。

 研究所では、戻らないアーノルドを心配するサトラー。マルドゥーンと一緒にブレーカーの場所まで行くことになる。きびきび動いて指示するサトラーがかっこいい。図面を見ながらハモンドが無線で2人を誘導すると言う。銃を持つマルドゥーンが草むらに奴らの気配がする、逃げろ、ここで防ぐ、早く逃げろ!とサトラーに言う。機械室へ走るサトラー。アーノルドを呼ぶが返事はない。無線でハモンドが誘導する。

 1万ボルトの電流が流れる外周フェンスまでやってきたグラントたち。電源が切れているから大丈夫と言いながら、感電するふりをするグラント。たちわるいな。フェンスがけっこう高いので、がんばって登る子どもたち。

 図面を見て誘導するハモンド、何だか頼りない。横からマルコムが無線を取って誘導する。ブレーカーのある場所までたどり着いたが、ここからはフェンスを登っているグラントたちが間に合うかハラハラの展開。ブレーカーのスイッチはボタンを2つ押す必要がある。ここで何とか時間を稼いで!2つ目のボタンを押すとフェンスから警報が鳴り、それに驚いたティムが固まってしまう。順番に電源を入れていくサトラー。ティムを励ますグラントたち。フェンスに電源が入ってしまい、飛ばされるティム。電源が入り安心するサトラーの後ろから恐竜が襲いかかる。逃げまくるサトラー。背後からアーノルドの腕が落ちてきて軽くホラー。何とか機械室を脱出する。

 一方、草むらを見張っているマルドゥーンは気配に照準を合わせる。すると、真横に別の恐竜がいて襲われてしまう。罠だったのか、、、。恐竜賢いやばい。

 息をしていないティムを必死に介抱し、何とか息を吹き返したティム。よかった!3人でパークの施設に戻ってきた。グラントはみんなを捜しに行き子どもたちは2人で食堂に残される。周りを見るとたくさんの食べ物が!やったね!

 サトラーとグラントがようやく合流!本当によかった。食事を楽しんでいる子どもたちのところに、恐竜の影がやってくる。厨房へ逃げ込む2人。ここからもハラハラして、観ている私も息を潜めてしまう。最後だめかー!と思ったら正面のステンレスに映っている姿でよかった涙。グラントたちと合流し、管制室へ。システムでドアをロックしようとするが、ドアをおさえる力も限界。そこでハッカー志望のレックスがPCに向かう。ここでさっきの会話が活きてくるとは。レックスがシステムを操作しドアロックに成功!すごい!!電話も警備システムも元通りになった。

 ハモンドのもとへ電話し、子どもたちの無事を知らせてヘリの手配を要請する。しかし、管制室の中にも恐竜が来てしまう。ドアを壊したんだろうか。天井へ逃げるがここも時間の問題か。天井裏を伝って展示室みたいな所へ出る。恐竜の模型が複数ある。そこにはすでに恐竜がいた。模型の上に乗って逃げるが、模型が天井から外れてしまう。そりゃそうだ。2匹の恐竜に挟まれ、もう絶体絶命と思った瞬間、さらに大きな恐竜が来て捕まえた!!恐竜たちが戦っている隙にハモンドが乗ってきた車に乗って脱出する。「このパークを承認することはお断りします!」「当然だ」。

 小さな恐竜をやっつけた大きな恐竜が吠えるところに、「DINOSAURS」と書いたたれ幕が降ってくるのがすごくかっこいいし、その後「JURASSIC PARK」と車のシンボルが映るのもめちゃくちゃかっこいい。まさに恐竜が主役の映画。

 ヘリの中では、杖につけた蚊の化石を眺めるハモンド。何だか静かなマルコム。すっかり子どもたちと仲良くなったグラントと見つめ合うサトラー。ヘリの外には海の上を悠然と渡る恐竜たち。そして音楽。

 ジュラシックパークはなくなってしまったけど、恐竜たちと一緒に過ごした時間は確かにあった。そしてまだそこに生きている。何というロマン。しっかり余韻を味わわせてくれるエンディング。何十年経ってもこの映画は素晴らしい。メインテーマを惜しげなく何度も聴かせてくれるのもすきなポイント。ネドリーが落とした冷凍胚の行方が気になりつつ、次回作への期待が高まる。

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