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映画「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」のあらすじ結末と感想。

 「ジュラシック・パーク」の次作、「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」をAmazonプライムビデオで観た。

 コスタリカ沖ヌブラル島の南西140キロ、ソルナ島の海辺で食事を楽しんでいる家族。子どもが一人、親から離れて草むらの方へ行くと小さな恐竜が一匹。子どもが手に持っていた食べ物をあげると、たくさんの恐竜に囲まれてしまう。子どもの叫び声に気付いた親が急いで行くが親の絶叫顔で終わり、次の瞬間はマルコムのあくび顔。前作から誰か続投するかな、と思っていたけど、まさかマルコムとは思わなくてうれしい!(え、待って、今検索してたんだけど、マルコムを演じるジェフ・ゴールドブラムがWICKEDのオズの魔法使いだったなんて初めて知ってめちゃくちゃびっくりしてる。)

 マルコムは地下鉄のホームにいるようで、到着した地下鉄に乗り込む。相変わらず革ジャンを着ているけど髪型は少しすっきりしてる。酔っ払ったような若者に絡まれてかわいそう。地下鉄で向かった先はハモンドの屋敷。さすがの豪邸です。少し大きくなったティムとレックスが出迎えてくれてうれしい。喜びの再会も束の間、ハモンドの甥、ラドローが嫌味なことを言ってくる。ジュラシックパークで起きたこと、島で見たことは一切発表しない約束をしたが、マルコムは島で3人も亡くなった真実をマスコミに話して大学をクビになってしまったそう。そのせいでマルコムは嘘つき呼ばわりされている、と。今やインジェン社の全権を握っているラドロー。

 ハモンドは自分の過ちを認めず、今度は「サイトB」にご執心。いい加減にしなよ。この叔父あってあの甥なのも分かる気がする。冒頭に出てきたソルナ島がサイトBと言われる場所で、そこで恐竜を孵化し数ヶ月育ててパークに移していた。あの事件の後、ハリケーンがソルナ島を襲い施設は壊滅状態になった。施設は撤退し恐竜を自然にかえした。恐竜たちはグループを作って生き延びてきた。マルコムがかつて言っていた「生命は生き延びる」、その通りだ。しかし、アミノ酸の供給がなければ恐竜は7日間で死んでしまうはずなのに恐竜たちは繁殖している。今回はそれを調べてもらいたい。ただ観察をして記録するだけ。2度と過ちは犯さない、と言うハモンドに「これは新しい過ちだ」と言うマルコム笑。調査隊はドキュメンタリー映像作家のニック・オーウェン、野外装備専門家のエディ・カー、そしてマルコム。あの事件以来会社は倒産の危機で、サイトBで一儲けを企む連中がいる。今までハモンドがその人たちを引き留めてきたが、数週間前に船で旅をしていた家族がサイトBに上陸しその娘がケガをした。(冒頭のあの子だ!よかった!生きてたんだね!)それを理由に役員会がハモンドを代表から外した。“ロスト・ワールド”が世に知られるのは時間の問題だ。島を守るには世論の応援がいる、そのためにナマの記録を見せる必要がある。生きた共有の自然の生態を。これは罪滅ぼしだ、と話すハモンドに、マルコムは絶対ダメだ、と話す。他の3人にも連絡して中止させる、と話す。古生物学者は誰だ?と聞くマルコムに、「彼女は自分で志願したんだ。さすがマルコムだ、各分野の優秀な人間と関係が深い」ーまさかサラ?と聞くマルコムに、「彼女は肉食恐竜も子育てする、と主張している。手遅れだ、彼女はもう島にいる。みんなは3日後に行く」え?サラは一人で島に?「何があっても1人で先に行くと言って止められなかった。勇敢な女性だ」と笑うハモンド。マルコムは調査隊ではなく救助隊としてすぐ島へ向かうことになった。指折り数えてほくそ笑むハモンド。これで4人揃ったのがうれしい?ここで流れるテーマソングが冒険の始まりを予感させてとてもすき。

 今すぐサラを助けに行きたいマルコム。衛星電話も繋がらないと嘆く。エディ、ニックと合流する。環境保護に興味があるかと思いきや、お金と女にしか興味ないと言い切るニック。そこへマルコムの娘ケリーがやってくる。前作で娘がいると話していた記憶があるけど、けっこう大きくて驚いた。せっかくパパに会えたのにカレンのところで過ごすよう言われてふてくされるケリー。学校の体操の大会があるはず、と言うがレギュラーから外されたとケリー。ますますふてくされる。ケリーのママはケリーを置いてパリへ行ってしまったそう。大人しく引き下がりそうにないケリー。大人たちが準備に夢中になっている間、車に乗り込むケリー。大丈夫??

 島へ到着したマルコムたち。エディはエアライフルの説明をする。高濃度の毒を仕込んである最強の神経毒だ。すると、車を乗せてくれている船の船長が「ここから先は行きたくない、もう降りてくれ。連絡があれば2時間で来るから、ここでは待ちたくない。この島を“ラス・シンコ・ムエルテス=5つの死”と呼ぶ」。現地の人とマルコムたちを通訳するニックさすが。

 車で島に入り、サラの衛星電話についている位置センサーを探す。反応があるところを探すとリュックがあるだけ。サラを大声で呼ぶが反応はない。サラ・ハーディングとフルネームで叫んで、苗字まで呼ばなくていい、とつっこまれるニック笑。すると早速恐竜に出会う。エディが感激していると、「最初は見とれるが、やがて必死に逃げることになる」と経験者マルコムが語る。ニックは夢中で写真を撮っている。そこに、サラがいた!よかった。意外と合流早かった。サラはみんなと知り合いみたいで、とても明るい人。巣の写真が撮れれば肉食恐竜も子育てをするという説を証明できる、とマシンガントーク。無事だったのを喜びたいくせにしかめっ面のマルコム。とにかく心配だったんだよね。という色々を話したかったのに、さっさと写真撮影へ行ってしまう。かわいそうなマルコム。諦めないマルコムはサラを追いかけながら、なぜハモンドの依頼を黙っていた?と聞く。サラは反対したでしょ、と。恐竜が生き延びた理由はアミノ酸が豊富な豆類を草食恐竜が食べ、その草食恐竜を肉食恐竜が食べたから、と説明しているとまたそこに恐竜が。子どもの恐竜のようで、写真を撮って優しく触れるサラ。そんなサラを後ろから遠巻きにみている男性陣が面白い。そこへ大きい恐竜が集まってくる。サラは危機一髪助かる。

 さらに島を歩いていると、ベースキャンプから火が出ているのを見つける。急いでキャンプへ戻り消火するが、誰が火を?と思っているとフライパンを片手にしたケリー。忘れてた!やはり車に乗っていたのね。マルコムは島を出るぞ、一緒に出るならこれが最後だと皆に話し、エディには家族に残すものがあれば届けてやるぞと言う。そんなマルコムを完全無視するサラ。サラがエディに話している後ろで、マルコムがニックに何やら話をしているが、字幕になっていないので何を言っているか分からない。しかし、こういう風に複数人が一度に話をする場面って現実でも多いから、このシーンがリアルでとてもすき。激怒したマルコムがケリーと一緒にトレーラーへ行くとサラも来て、後援者に言い寄られても助けてくれない、マルコムの両親とサラが食事してもマルコムは顔も出さない。など今までの不満をぶちまける。マルコムを待つプロになった、と言うサラ。今回黙って島に来たのもそういう不満が募っていたのがあるのかな。島へ来てくれたことは感激したけど、普段から気にかけて、と語るサラの言葉もあまり響いていない様子のマルコム。ケリーがいるから落ち着かないし。そんなマルコムを見て決心したサラ、愛してるけど今は1人で大丈夫。2人で帰って、と言う。

 口論しているとたくさんのヘリコプターがやってきた。救助に来たのではない、あれはインジェン社のヘリだ。お金はいらないからTレックスを捕獲できればいい、という怪しい男ローランド。早速車やバイクで恐竜の群れを追いかけ回す。1匹の小さな恐竜をよってたかって捕まえようとするが、頭突きで人が跳ね飛ばされる。しかし大掛かりなトラップで1匹の恐竜が捕まってしまう。そんな様子を見ているマルコムたち。ジープの助手席が自動で横にのびて収納も自動でできるのすごいかっこいい。Tレックスの足跡をみつけたバークという人たち。ローランドはさっきお金はいらないと言っていた人かな?俺の分け前をいただきに行く、とチームから離れる。バークとディーターのところに、小さな恐竜が来る。人を怖がらないんだ、というバークに恐竜を銃で撃ち「人間は怖いぜ」というディーター。とても嫌な感じ。

 Tレックスの巣を見つけたローランドたち。子どもが1匹いるが、親も戻ってくるはず。ここで待つにしても風上はやばい。適当な場所に誘き出すんだ、と言って鎖でTレックスの子どもを繋いで見張る。自分勝手で本当にひどい。鳴いていてかいわいそう。

 インジェン社が送り込んだ彼らの偵察をするマルコムたち。彼らが来るからハモンドは急いでいたんだ。彼らは恐竜を本土へ連れ出す気だろう、と。彼らは新規事業の出資者を求めて記者発表用の撮影をしている。ハモンドはかつてウォーターフロントのインジェン社近くにパークの建設を始めていたが、非現実的で馬鹿げた計画のため中止した。建物は未完成のまま残されており、ひと月で巨大テーマパークに変身する、とあの意地悪いラドローが話している。周囲にはカゴやオリに入れられた恐竜たち。サラとニックはその恐竜が入っているオリを開け、逃がすことに成功する。逃げた恐竜たちはもちろんキャンプを破壊していく。鎖で繋がれていた子どもの恐竜も救出する。ローランドはもう1人の男に「お前が油断するからだ」と言う。ニックは足をけがしている子どもの恐竜を車に乗せる、と言う。サラはイカれている、マルコムに怒られる、と言うが、ここはサラがこう言うのが意外だった。サラが連れて帰ろうとしてニックが止める、というのが自然なような気もするが、ニックの優しさや恐竜への感動を演出したかったのかな。そして彼らも他に人間がいることに気が付く。

 車のケーブルを利用して大きなオリのようなものを釣り上げようとしているエディ。トレーラーでは無線で助けを呼ぶマルコム。なかなかマル・デル・プラタ号に繋がらない。そこへTレックスの子どもを連れたサラたちが戻ってくる。少し驚くマルコムだが、すぐ無線通信に戻る。サラとニックが治療にあたる。足を骨折しているよう。ケリーは他の恐竜が来るかも、高いところへ逃げよう、と言う。マルコムとケリーはエディが準備していたオリに乗せてもらう。オリには電話もついていて、これはエディが本土から持ってきたもの?だとしたらすごいし、恐竜たちが入っていたオリだとしたらこれに電話を繋げたエディすごい。トレーラーに電話するが治療に忙しいサラたちは出ない。心配になったマルコムはトレーラーへ戻る。そこへ恐竜がやってくる。Tレックスの親だ。しかも2匹。両親か。子どもを探しているようだ。子どもの口輪を外してトレーラーの外へ逃してやると、恐竜たちはジャングルへ戻って行った。やはりTレックスには母性本能があった、と喜ぶサラ。しかしそこに恐竜の攻撃が。トレーラーは崖から落とされそうになる。あー落ちる!!トレーラーの後ろ半分が崖の上から放り出されてしまった。前側が落ちるのも時間の問題。しかもサラはガラス張りのドア部分に落ちてしまった。動いてないのにガラスにひびが入っていく・・・。電話が落ちそう!落ちたらガラスが割れてしまう!!マルコムが下まで行って手を伸ばせと言う、電話が落ちる!ドアのガラスが割れた!!何とかマルコムの持つリュックを掴んで助かったサラ。ここはもう本当に息を止めて見入ってしまう。ハラハラ。そこへエディがやって来て、車からロープを投げてくれる。サラから順番にロープを伝ってのぼる。が、ロープを木に縛った部分が外れてしまう。雨に濡れながら奮闘するエディ。トレーラーがもう崖から落ちそう。それに気付いたエディが車からケーブルを出してトレーラーと繋ごうとする、が滑ったり届かなかったりしながらまたもや奮闘するエディ。車に乗ってバックギアに入れてアクセル全開のエディ。道がぬかるんでいてうねうねしながら奮闘するエディ。サラたちはロープをのぼるがサラの手が滑ってまた下の方へ滑ってしまう。奮闘するエディのところに何と恐竜が・・・。しかも2匹。襲われながらも足はアクセルから離さないエディ、ライフルが何かの網に引っかかって抜けない!そして食べられてしまった・・・。なんてことだ。トレーラーは車ごと崖の下へ落ちてしまう。恐竜はいなくなったようで、ロープをのぼって崖の上にたどり着いたマルコムたち、そこにはラドローのチームも来ていた。ここの音楽が緊迫感あるんだけど少し滑稽に感じてしまって、エディはコントをやっているのかな?と思ってしまった。今となっては全然笑えないんだけどね泣。

 無線は壊され、トレーラーごと海に落ちたから無線はない、お前らのせいで我々はここに釘付けだ、というローランド。ディーターが挑発しそれに乗るニック。しかし、そんなことをしている場合ではない。Tレックスは縄張りを変えた、だからトレーラーを襲った。もうここは危険だ、と言うサラとバーク。船もヘリもないのにどうやって逃げる?通信センターが本部ビルの隣にある、と言うラドロー。地熱で発電しているから永久発電だ、と。ただ、ヴェロキラプトルが問題だ。彼らの巣がある危険区域。前作でも出てきた、肉食の恐竜で体長2メートルの凶暴で賢い恐竜だ!でも行くしかない。きっと今は満腹だろう、だなんて、エディは命を懸けて我々を救ったのになんてひどいことを言うんだローランド怒。

 みんなで通信センターへ向かう。ニックがローランドに話しかける。あんたはまともそうだ。いや、そうかな?新規事業のスタートは幸先がいいな、と甥に嫌味を言うマルコム。こっちは誰も死んでないよ、と嫌味で返す甥。ムッとしたマルコムは、あんたはハモンドの器じゃない。隔世遺伝だから仕方ない、きっと息子は優秀だよ、と。

 朝になり、用を足してくるから見張ってろとカーターに言うディーター。カーターはイヤホンで音楽を聴いてのんびりムード。ディーターは色々な鳴き声に怯える。そこへ小さい恐竜が現れるがすぐにいなくなった。そうこうしているうちに道に迷ったディーター。カーターを呼ぶが返事はない。音楽を聴いているからね!足を踏み外して転げ落ちるディーター。顔を上げると飛びかかってくるいくつもの小さな恐竜たち。こわい!!噛まれる!!カーターを呼ぶが返事はない。すると一斉にいなくなる恐竜たち。安心して背を向けて歩き始めるとまた追ってくる。また追い払って歩き出すディーター。休憩終わり、出発だと言うローランド。カーターも仲間に呼ばれて行ってしまう。ディーターのリュックは置いたまま。ひどくないですか?相変わらず小さな恐竜たちがついてくるディーター。川の水を飲んでいるとついに襲われる。逃げようとするが今回は逃げられず、川には血が流れる・・・。ここ、何で一度は恐竜たちがいなくなったんだろう?仲間を呼んできた?

 ディーターの不在に気が付くローランド。カーターも連れ立って探しに行く。他の人たちは先に通信センターへ向かい、尾根で合流することにした。夜になりローランドたちが合流する。ディーターは食いちぎられていた。本部ビルはこの崖から2.4キロ先。テントで寝ているサラが足音で目を覚ました。水に波紋ができるくらいの振動音。慌てて食べかけのお菓子を隠すが、テントには恐竜の影が・・・。それを外から見て驚愕するマルコム。足がすくむ。テントの隙間から顔を入れてくる恐竜。ひぃっっ!!こわい!!!!!!そこでケリーが起きてしまう。声は出さないでーーー泣。がんばれ!なのに、寝ていた他の人が恐竜に気づいてしまって叫ぶ。静かに!動くな!!とマルコムが叫ぶがもう遅い。みんな逃げ惑い大パニック。銃を撃つが恐竜はお構いなし。何人も踏んづけて進んでくる。ライフルに矢を挿入するローランド。ここの音楽はスリル満点。洞窟に逃げ込むサラたち。危機一髪で恐竜は届かない。のに蛇が服に入って来て慌てた人が食べられてしまった。マルコムも合流する。急ぎ足で道を進むが、草むらには恐竜がたくさん潜んでいる。ラドローが草むらは危険だと叫ぶが、足元から襲って来て何人も捕まってしまう。しかもすごいジャンプ力。思いっきり走るしかない。途中、アージェイという人のリュックを拾う。

 何とか逃げ切ったマルコムたち。建物も見えて来た。ニックが先に行って無線を送る、と走って行った。マルコムはどこかで足にケガをした様子。通信センターの中には恐竜の絵や「JURASSIK PARK」と書いた絵が残っている。ついに無線らしきものを見つけたニック。インジェン隊からハーベスト基地へつながった!!現在地を伝えるニック。甥が何やら見つけたようで歩いていく。それを見ているローランド。怪しい。

 本部ビルへ到着したマルコムたち。ニックを呼ぶが返事はない。そこへ恐竜が来てサラを襲う。何匹もいる!棒をたたいておとりになるマルコム、その隙にサラとケリーは建物の中へ入る。マルコムはドアで応戦したり車へ乗り込んだりするが、恐竜は強い。建物の中に入ったサラたちも追い詰められる。地面が砂になっているところを掘って出ようとするが、なかなか掘れない。後ろには恐竜が迫っている。ようやく穴が大きくなってサラが外を確認して大丈夫そうだったのに、ケリーが顔を出そうとすると恐竜の顔もきた!!やばい!!車ではマルコムが恐竜に追い詰められている。隙をみて逃げ出し、さっきまでサラたちがいた建物に入るが、上に逃げたサラたちから危ない!そこにいる!と言われてマルコムも上にのぼる。ケリーが体操の技をいかして恐竜を蹴り飛ばしやっつける。ほっとしたのも束の間、また恐竜がやってきて屋根伝いに逃げるサラ。瓦ごと落としてその隙に逃げる。この辺ものすごいアクション。3人合流したところでヘリが到着。ニックも無事だった!!!!!!他の人たちには後からヘリが来るらしい。ヘリの中で、ローランドの弾を抜いてやったというニック。

 一方、Tレックスのオスを捕獲したラドロー。興奮しながら世界中の人間が見に来る、とローランドに話すが、アージェイが死んだ、と落ち込んでいるローランド。励まそうとしてパークで雇おうと申し出るラドローに、もう仲間を失いたくないと断るローランド。不思議そうにその背中を見つめる甥。ヘリの中からTレックスが捕獲されたことを窺い知るマルコムたち。

 サンディエゴの港では、甥のラドローが記者たちを前に演説している。これから捕獲した恐竜をお披露目するようだ。マルコムとサラが駆けつけるが部外者なので中に入れてもらえない。それに気付いたラドローは2人を中に入れろと指示する。捕獲した恐竜を乗せた船の進路がおかしい。速度を落とさずそのまま港へ向かってくる。何かがおかしい。船がきた!!止まらない!!船は港に乗り上げ止まった。ラドローとマルコムたちが船に上がると、船員たちは。。。マルコムが貨物室の異音に気が付く。貨物室のリモコンを持ったまま倒れている人の手が見える。何も考えていない、いや、的外れなラドローが貨物室に誰かいそうだ!と叫ぶ。マルコムは逃げろ!とリモコン操作して貨物室を開けようとするのを止めるが間に合わず、恐竜が出て来てしまった。この時のラドローの顔が世界の終わりを表現している。お前がやったんじゃ!そしてマルコムの追撃「ハモンドの二の舞だ」。

 「歓迎 合衆国 動物 持ち込み禁止」と書いてあるゲートをぶった斬って進む恐竜。足音と音楽が合っていてとてもすき。まるでゴジラのよう。恐竜は捕獲した時に薬で眠らせたが、呼吸が止まったので麻薬拮抗剤をつい大量に、と言う警備員。つい?!恐竜は錯乱状態。子どもの恐竜は先に飛行機で移動しているそう。ラドローはもう無気力状態。サラは、恐竜は子どもを取り戻しに来るはず、それを利用して恐竜を連れ戻す作戦に出る。街に出て来た恐竜は住宅街で水を探す。プールを見つけた恐竜。水を飲む恐竜に気がついた男の子。両親を起こしに行くが信じない。男の子の部屋で恐竜と対面。男の子は写真撮ってる笑。犬が吠えるがかなうはずもなく。

 マルコムたちは真っ赤なスポーツカーで恐竜の子どもを連れ出しに。薬で眠っているよう。警備員が銃を向けるが構わず出発。恐竜は人々を恐怖に陥れる。追いついたマルコムたちは子どもの恐竜の鳴き声を聞かせる。親の恐竜が気がついて追ってくる。港に着いて、親の恐竜もついて来ている。正気を取り戻したラドローは親を撃ち殺せと指示を出す。子どもを返せと追ってくるラドロー。海に飛び込むマルコムたち。ここ、何で?と思ったけど、もう子どもを連れていないから親に追われないために姿を一回消したのかな?子どもの泣き声に気がついて船の貨物室へ入るラドロー。子どもを捕まえようとするらドローの後ろには親が。逃げようとするが突き飛ばされ、子どもに飛びかかられる。そして叫び声。ライフルを手に持ったサラがやってくる。貨物室の扉を閉めるマルコム。恐竜が顔を出したところでライフルを撃つサラ。マルコムが振り向くとサラがいて、うなづき合う2人。貨物室の扉が閉まる。

 テレビ画面には恐竜を乗せた船を空から映した映像。ソファにはケリー、眠っているサラとマルコム。海軍が航海の安全を確保しており、サンディゴの悲劇は繰り返さない、と伝えるテレビ。ハモンドのインタビューが流れる。「あの島を人間から隔離し保護する規則を作る。これはとても重要なことだ。恐竜たちをそっとしておいてほしい。人間の存在は不要。私たちは一歩下がって自然を信じていれば生命は生き延びていく。」

 一番最後、恐竜たちが自然の中でのびのび暮らしていく姿で終わるのがよかった。

 前作から4年後の設定。Tレックスの親子愛にちなんで、マルコムとケリーの親子愛も少し。恐竜たちが攻撃的な気がするが、それもこれも全て人間のせい。自然を壊すのはいつも人間のエゴ。ハモンドもようやく気が付いたようでよかった。ラドローは今後どうするのかな。次回作では誰が続投するのか楽しみ。個人的にはニックが続投してくれたらうれしい。

 

 

 

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